先日、出先でどこか昼食を食べられるところはないかとぶらぶらしていると、幸いにも近くにファミリーチェーンレストランの『ガスト』を発見。いつだって財布が軽い私は、ファミレスこれ幸いと入店することに。

ガストなんて2年ぶりぐらいだろうか、なんてことを思いながらメニューを手に取ります。

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フォアグラ・・・・?

お手頃なパスタでも頼んで、フリードリンクの甘い汁をしこたま摂取しようと思っていた私の目の前にテレビでしか見たことがないような文字が躍っています。

フ ォ ア グ ラ

ちょっと来ない間にどうしちゃったんですか、ガストさん。「ガストでフォアグラ!」というキャッチコピーの違和感はなかなかの衝撃です。見れば、「フランス政府IGP認定」などと記載されています。
フランス政府IGP認定

フランス政府推薦のもと、EUが有料産地の農産物であることを保証するIGP認定。ガストでは、厳格な審査を通過したペリゴール産のフォアグラだけを使用しています。

出典:すかいらーくグループ ガストでフォアグラ ! より一部引用
なるほど…本物なのは間違いなさそうです。しかも本場フランスのものを使用しているとのこと。そうですか、世界三大珍味ですもんね、お高いんでしょうね。

財布を開くとシワシワの野口英世が2人、疲れきった顔で鎮座していました。当然、2度見しようが3度見しようが英世が増えることはありません。それでも一応お値段だけは確認しておくことに。

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¥899(税抜き)

「すいません!フレンチフォアグラハンバーグ&海老フライ バルサミコソースください」

即決です。フリードリンクもつけます。ご飯も大盛りにします。

そしてフリードリンクの甘い汁を吸いながら待つこと5分。

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パッと見、メニュー写真との違いは見受けられません。

こういうものってメニューの写真と実物に隠し切れない差が生まれるのが暗黙の了解だったりしますが、思っていたより写真に忠実。

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そしてこちらがフォアグラ。

冷めないうちにナイフを入れると、ナイフを入れただけで崩れてしまいそうな柔らかさ。慎重に切らないと原型が崩れてしまいます。

おそらくハンバーグと一緒に食べるのが正解なのでしょうが、まずはフォアグラだけで食べてみることに。

表面は薄い膜のような感じで、噛むと中はトロトロ。味はホルモンに近く、口のなかで溶けた脂が甘い。フォアグラを食べて、「ホルモンみたい」なんて感想もどうかと思いましたが、フォアグラは肝臓ですし、内臓肉であるホルモンに味が近いというのは間違いではないはずです。

ただ、フォアグラのみだと結構脂っぽいです。

ハンバーグと一緒に頂くと、フォアグラの脂っぽさが消えてハンバーグにも甘みが出ます。ただ、ハンバーグ自体はファミレスクオリティですし、味の濃いバルサミコソースなので、一緒に食べるとフォアグラそのものの味はかき消されてしまいます。

ですので、「フォアグラの味を感じたい」という人はまずフォアグラだけで食べてみることをお勧めします。

人によっては「少ない」と思われるかもしれませんが、個人的にはちょうど良い量でした。というか、これ以上だとクドくなってしまいそうです。それぐらい味は濃厚。

しかし久しぶりにガストを利用しましたが、最近はこんなことをやっていたとは。高級路線でも目指すのだろうかと一瞬思いましたが、お値段を見る限りそうでもなさそうです。

ちなみに、この「フォアグラ」、去年の新メニューの中で反響が大きかったということで今年も期間限定で販売しているようです。今年は9月2日までの数量限定販売とのことなので、気になる方はお早めにどうぞ。